九州大学大学院 工学研究院 材料工学部門 融体物理化学研究室 九州大学大学院 工学研究院 材料工学部門 融体物理化学研究室

RESEARCH2026.05.10

【論文】レオロジーに関する研究をMMTBで公開

英語版詳細はコチラ!(齊藤先生のLinkedin):https://x.gd/18sDH

中西さん(D3)が主著の論文が材料・冶金分野の国際学術誌 Metallurgical and Materials Transactions Bで公開されました!

本研究では、フッ化物量を低減したモールドフラックスを対象に、組成(SrO/CaO比)せん断(回転) が、粘度(どろどろさ)や結晶化の様子にどのような影響を与えるのかを詳しく調べました。

その結果、SrOを加えることで粘度が単純には変化せず、非線形(直線的ではない)な応答を示すことや、冷却中の結晶化挙動がせん断の有無によって大きく変わることが明らかになりました。また、組成の違いによって、最初にできる結晶相が カスピディン から アケルマナイト へと切り替わることも分かりました。

これらの結果は、モールドフラックスにおける 構造・物性・反応速度(動力学) の関係を理解するうえで重要な知見を与えるものであり、将来的には、より環境にやさしい連続鋳造プロセスの設計につながることが期待されます。

本研究を進めるにあたり、多大なご協力をいただいた共著者・共同研究者の皆さまに、心より感謝いたします!

論文詳細

  • タイトル:Viscosity and Crystallization Behavior in CaO–SiO₂–CaF₂–RO(R = Mg, Ca, Sr) Systems With and Without Rotation(CaO–SiO₂–CaF₂–RO(R=Mg, Ca, Sr)系における粘度および結晶化挙動 ― 回転の有無の影響)
  • 著者:Kento Nakanishi, Shunya Ono, Kunihiko Nakashima, at Kyushu University
    Mariko Ando, Sohei Sukenaga, at Tohoku University
    Sho Nakano, Kazuaki Mishima, at Nippon Steel
    Takehiro Sumita, and Noritaka SAITO at Kyushu University
  • DOI: https://doi.org/10.1007/s11663-026-04057-5
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